朝の新鮮なエネルギーを私の中に取り込む
みなさまこんにちは。towadatravelの特集ページへようこそ。
本日は、「こころの疲れを手放そう」をお届けします。
ぜひ体験していただきたい「朝の森林浴リラクゼーションヨガ」体験をご紹介します。
目覚めの良い朝
「蔦温泉」は平安時代の1147(久安3)年の文献にはすでに湯治小屋があったという古い歴史のある温泉宿。
「朝の森林浴リラクゼーションヨガ体験」に参加するため宿泊しました。
いつもと違う場所のせいなのか、目覚まし時計よりも早く目が覚めました。
朝日が優しく差し込み、気持ちの良い朝です。
ふと頭に浮かんだのは、今日初体験となるヨガのこと。
ヨガのイメージは様々なポージングで、身体を柔らかくするイメージ。
初めてのヨガにわくわくしつつ、集合場所へ向かいます。
自然からパワーをもらう
まずは軽く朝の散歩へ。森林浴に行きます。
ゆるやかな起伏と適度に整備された、日本屈指の自然遊歩道を歩き蔦沼のデッキへ。
太陽は完全に登り切っておらず、森の中はとても涼しい。
約10分くらいで蔦沼のデッキに到着しました。
風はなく穏やかな蔦沼の空には、ぽつんと月が白く青空に残っていました。
朝の澄んだ空気のなか、美しい鏡となった蔦沼。
雲一つない青空に、さわやかな緑がよく映えます。
秋には、燃えるような紅に紅葉します。
この景色を目の前に、軽く身体を動かしていきます。
大きく深呼吸し、両腕を広げ、頭の上で手を合わせる。
そして合わせた状態でゆっくりと、体にエネルギーを取り込んでいくイメージで胸の前にもってくる。
波紋音という楽器の音に、呼吸をあわせる。
息を鼻から吸って、鼻から吐く。それだけで、身体が軽くなったように感じました。
森林浴の後は、宿に戻り水分補給。
いただいたお水には、ペパーミントの氷が入っていて、とてもすっきりとした味わいでした。
ペパーミントは、食べ過ぎ・飲み過ぎなどで胃の調子が悪い時に消化を助ける作用があるそうです。
また、精神的な緊張を和らげ、イライラをしずめ、心身をリラックスさせてくれます。
呼吸から自分を整える
ハーブ水で水分補給をしたら、ヨガマットに腰を下ろし、いよいよスタート。
ヨガを指導してくださるのは、青森を拠点に活動している舞踊家の、いとう由香さんです。由香さんは、インドや、ニューヨークで舞踊を修行し、「独自の舞」を通じて舞踊活動やレッスンをしています。
今回は、舞踊をする上でヨガや整体などをとりこんでいきた視点からの動きで身体をほぐして、自分の身体への理解を深める内容となっております。
まずは楽にあぐらで座ります。
ヨガは呼吸が大事なんだそう。腹筋を意識して鼻から吸って鼻から吐く。
目をつむり、呼吸からいつも動かしている部分を観察するように、深く呼吸する。
それだけでリラックス効果を高め、心身のバランスが整えられていくようでした。
ゆっくりとした動きから自分を整える
普段の自分は、どれだけせわしなく動いているのだろうか。
ヨガでは、とにかく「ゆっくりと動かす」のもポイントとなる。
足の指、足首、太ももの付け根部分を、ゆっくりを意識し丁寧に回していく、ほぐれていくのがよく分かります。
足の指を1本1本回していくのだが、これが脳に刺激をあたえる。
気持ちいところ、ひらめきに触れるような感覚でした。
次は、目をつむり、ゆっくりと由香さんの声と、波紋音にあわせて腰とお腹を動かしていきます。
波紋音にあわせて
時折でてくる「波紋音とは何だろう?」と思った方もいることでしょう。
波紋音とは日本の打楽器(スリットドラムの一種)です。 スリットドラムとは、木や鉄などの板に溝(スリット)を作り、打面の大きさや形によって音程を変えてメロディックな音を作り出せるというもの。
ポーン、コーン、ホーン、フォーン、カーン、キーンとたたく場所によって音が変わります。
さざなみをしずめるような音色に癒されます。
その他にも、透き通るような音色で集中力やリラックス効果があると言われている「ティンシャ」を使用したり、「木の実のから」を使用しました。木の実のからがぶつかりあう音は、心や身体の意識に働きかける動き、呼吸とともに深いくつろぎの世界へ導いてくれるそうです。
ヨガを楽しむ
波紋音にあわせて、呼吸で自分の身体のなかを動かす。関節をゆっくり回したり、足を撫でて温めるようにほぐしたり、円を描くように腰やお腹、身体のそとを動かす。
ポカポカと身体が温まり汗が出ます。
時折、室内に気持ちの良い風が入ってくると、風を感じながら、自然と一つになるような感覚を覚える。
この一連の流れが、心地よく楽しい。
ヨガを終えると、アロマの蒸しタオルを手渡されました。
よく見ると、ペパーミントがホットタオルにくるまっています。
目や、首元に蒸しタオルをするとじんわりと温まり、気持ち良いです。
ペパーミントの香りからも、癒し効果を得られました。
軽くタオルで汗を拭いたあとは、カシスのハーブティーをいただきました。
カシスにはアントシアニンという成分があり、ブルーベリーの3倍含まれています。これは眼精疲労の改善を促すそうです。
カシスの酸っぱいのが苦手な方は、少し冷ましてから、はちみつを入れるのがおススメです。
ヨガで見つける新しい自分
森林浴のあとのヨガ体験は、日常生活の中で身体に溜まった疲れや感情を、ほぐすことで手放していきます。
身体がかたくて、日常生活で運動不足の私には、ちょうど良かったです。
おうちに帰ってからも、お風呂上りにできそうな内容でしたので、これからも続けていこうと思います。
私はひとりでは中々身体のいろんな所を動かすことをしないので、だれかと一緒に体験し、交流ができてとても楽しかったです。
新しい自分を見つけたような気がします。
周辺の自然を散策したり、温泉を楽しんだりと、季節によって楽しみ方はいろいろの蔦沼。
蔦温泉に宿泊した際は、朝の新鮮なエネルギーを自分の中に取り込む「朝の森林浴リラクゼーションヨガ体験」はいかがでしょうか。
towada travel 特集「こころの疲れを手放そう」ご興味を持っていただけましたでしょうか。
ぜひ、いろんな方に足を運んでいただけたら嬉しいです。
取材・文:三戸 瑠衣(さんのへ るい)